誰に見てもらい、何のために作るのか。
動画を作る側から見た、一つの見方です。
わたし自身のドキュメンタリーの経験は、短編しかありません。長い期間をかけて追いかける長編は、作ったことがありません。
なので、ここに書いているのはその範囲で感じたことと、こういう見方もあるのでは、という整理です。判断の材料の一つとして読んでいただけたらと思います。
企画は面白いと思います。変わっていく途中は今しか撮れないので、撮っておくことには意味があると感じています。
そのうえで、誰に見てもらうか・何のために作るかが決まる前に、「10分×8本を毎月」という形が先に決まっているように見えたのが、少し気になりました。
わたしが理解している範囲での要点です。
今は「イケてない」美容ディーラーが、日本で最も「イケてる」ビューティー&ウェルネスサプライヤーになっていくストーリーを作っていきたい。
お客様に渡すものは全て、クオリティが高いものでないといけない。
Project NEXT のSlack(9月15日)より要旨
この「イケてない会社がイケてる会社になっていく物語」が、ドキュメンタリーの芯なのだと理解しています。
見てくれそうな人をできるだけ挙げて、10分の動画を見てもらえそうかを、わたしの感覚で分けてみました。
社外
社内
考えられる目的ごとに、長編のドキュメンタリーが合いそうかを考えてみました。
◎をつけたのは、社員・これから入社する人・採用の候補者・会社の記録でした。
中心になっている流れは、LINEの「BEAUTY」タブ → YouTube → 取引先のサロン様に見てもらうだと理解しています。
ここは△〜×が多い組み合わせで、お忙しいオーナー様に毎月見ていただく形になりそうなのが、少し気になりました。1本の長さよりも、続きものを毎月見ていただくという形の方が、ハードルになるかもしれません。
そう考えると、長く使えるのは編集した動画より撮った素材の方、という見方もできそうです。
クオリティについて、提案では「撮影はカメラマンではないので、幾分クオリティーが下がることは致し方ない」とされていました。社内向けならあまり気にしなくてよさそうです。採用やお客様向けに外に出す場合は、「お客様に渡すものはクオリティが高いものに」という方針とそろえられるとよさそうです。
もしテレビのノンフィクション番組のような仕上がりを思い描かれている場合、ああいう番組は、物語を考える人が現場で長く密着して撮っていることが多いように思います。
カメラマンさんが現場にどのくらい入られる想定かは、わたしは把握できていません。もし多くの場面を長岡さんが撮る形であれば、撮れるものは次のようになりそうです。
この組み合わせだと、仕上がりは「密着風の会社紹介」に近くなる可能性もあると思います。それが悪いわけではありません。ただ、テレビ番組のようなものをイメージしていると、差を感じるかもしれません。
サロン様との距離感や、社内の素の空気は、外から来たカメラマンでは出しにくいと思います。ここは長岡さんが撮る意味が大きそうです。
思った絵が撮れない月もあるかもしれません。今の提案は、8話の作品になる前提で組まれているように見えました。
たとえば、こういう逃げ道も考えられそうです。
費用がどう変わるかは、1本13万円に含まれる範囲次第なので、わたしには分かりません。
提案にも「長編を切り出してショートに使う」とありました。実際に多くの人の目に触れるのは、短い方になるのかもしれません。そう考えると、こういう順番も考えられます。
「撮影に協力いただいたサロン様には、お店の採用や集客に使える短い動画をお渡しします」という形にすると、サロン様にも映っていただく理由ができるかもしれません。
将来のサロン様向け動画サービスの練習にもなりそうです。
何を作るか
撮影と素材
許可と確認
費用の範囲と公開後